2016/10/11

弔報を受けて。

今朝はとても悲しいニュースの知らせで目を覚ましました。
妻沼で行われていた関東大会中の事故です。

こちらでは一部報道の情報しか得ることはできませんが、
着陸コースへのチェックポイント付近、高度150~200m前後
でスピンに入りそのまま墜落したようです。

情報の真偽はわかりませんが、この報道に因るならば、
なぜスピンに陥ったのか、なぜ陥るような状況が生じたのか、、
たくさんの事を考えさせられます。本当に悲痛な思いです。

今はただ故人のご冥福を心よりお祈り致します。



空の世界はとても魅力的で、今も昔も多くの人を魅了してきました。
とりわけ飛ぶことを覚えると魅力は格段に倍増します。

ただし物には必ず背反があり、大きな魅力の裏には危険があります。
空は3次元の世界で、車や自転車のように止まることができません。
一時の判断が間違えば、最悪の場合、死にも直結します。


これを理解した上で、一人のパイロットとして、そして指導者として、
率先して安全向上を考えて飛行し、また後輩たちに安全な空を提供し、
これを継承してもらうことが責務だと思い僕自身、空に向き合っています。

その中で身近にこうした事故が起こったことは残念で仕方ありません。

安全はどうすれば向上するのか、常に大きな課題です。

事故の原因は調査官の方々によってされると思いますが、
何よりも、このような悲劇が繰り返されないよう安全対策を講じ、
再び安全な空が学生たちに戻ることを切に願います。