2016/11/29

One turn to Final ?!?!

今日も計器飛行の訓練。
セント・オーガスティン(SGJ)から飛び立って、
ジャクソンビル国際空港(JAX)→クレッグ空港(CRG)と回って帰って来ました。

JAX・・ILS / CRG・・VOR APP / SGJ・・VOR APP
と3つの着陸進入(APP: APProach)を練習。


フライト自体はバンピーな天候の中、バタバタだったのですが、
それよりも驚いたというかビックリしたのはJAXでの1コマ。

最終進入コースを捉えるために飛んでいると、
管制官「N63XXX, One turn to final, Cleared for ILS RW14.」
という無線。なんとも大雑把な。。

普通なら「Turn Right heading 000, maintain 0000ft until establish localizer.」
など方位や高度が指定されるのですが。


自分:ぽかーん
教官:えっ?One turn to Final? 初めて聞いたーー


そして一番タチが悪いのは、管制官も訓練中だったようで(?)
結局、進入許可が取り消され、間隔調整で変なルートを飛ばされ、ぐちゃぐちゃ。

最後まで管制官が何を意図してOne turn to Finalと指示したのかわかりませんでしたが
今日のフライトはいつもの数倍疲れました。

北米のATCはスラングが多くて相変わらず大変です。



Today, I went to Jacksonville Int'l (JAX) & Craig (CRG) for my IR training.
@JAX...ILS APP  @CRG...VOR APP  @SGJ...VOR APP

Windy & bumpy condition made my flight really difficult but the more surprised fact is
that JAX approach controller told us "One turn to Final" !!

I've never heard this phrase and also my Instructor neither.
In addition, she canceled the clearance and we force to fly strange route for spacing...
Still I'm not sure that I was wrong or controller made a mistake.

I think my ATC communication skills are getting better than I started my flight training,
however "REAL" english communication through the ATC is still difficult for me ;-(

Anyway, I trust that difficult condition improve my skills more than easy one!

2016/11/23

Google大先生?!

今回のネタは僕のルームメイトが、僕を試そうとして失敗した体験談なのですが、
とても良いパイロットの姿勢を問うケースだったのでブログにしてみました。

航空関係に従事されている方には当たり前といった事だと思いますが、
特にこれから空を志す人には読んでもらいたいなと思います。


僕のルームメイト(Jさん)、自国の自家用を持っていてアメリカには
計器証明、事業用を取りに来て、ゆくゆくはプロを目指している方。

ある日、チャートの勉強をしていた僕に・・・

J「問題〜この意味は?」

僕「あ〜知らないな〜」

J「これぐらい知ってないと〜」

僕「答えは?」

J「答えは〇〇って意味だよ!」

僕「それってどこに書いてあるの?」

J「Googleで調べたら出てくるよ! あとJeppesenにも載ってたと思うよ!」

僕「Jeppesenは補足刊行物だし、Googleって根拠でも何でもないでしょ?!」

J「いやGoogleで調べればわかるよ!信用してないの?」

僕「そういう意味じゃなくてね・・・」

というやりとり。
結局、自分で調べたらAC (Advisory Circular)にちゃんと根拠あったのですが。


JeppesenやASAなどの刊行物はとても良くまとめられていて勉強する時には、
便利なのですが、あくまでも公式な発行物でないので根拠にはなりません。
例え国のお墨付きをもらっているものでも、更にその根拠になるものがある訳です。

無論、Googleが根拠なんて論外です。

自家用で、個人の趣味として楽しむならまだ許せる話ですが(本心はNGですが)
プロを目指そうという人の第一声がGoogleと聞いて呆れてしまいました。


皆さん、根拠ある知識で安全な空を楽しみましょう!

2016/11/21

最近のいろいろ

みなさん、こんにちは。
計器飛行訓練(IR)に入って、教官にべた褒めされて良い気になってる池上です。


IR初めてから3フライト追えたところで、もう8フライト分の進捗でやることが・・
進捗確認試験を受けさせてあげたいんだけど、最低飛行時間に達してないから
困ってるんだけど、、と教官。

これで完全に図に乗ってます(笑)

さて、こんなことをばかり書いてると痛い目にあいそうなので話題を変えて・・・




今日はパイロットメンバー集まってサッカー!

僕らのグループが10数人+おっちゃん達10数人+中学生2人
おっちゃんと中学生を現地調達っていう不思議なメンバーでサッカー。

こうやって見ず知らずでもスポーツを通してサクッと仲良くできるのって
アメリカらしいな〜と思いますね。楽しかった!



そして帰り道のダウンタウン、ライトアップされた街並みと
どこからともなく聞こえて来るクリスマスソング♪♪♪

今日はカメラを持っていなかったので、今度写真を撮りにまた行きたいな〜


アメリカはThanks Giving、Black Friday、Christmasと年末までイベント目白押し!

僕は計器飛行証明の試験、多発限定の試験とこれまたイベント目白押し!!


と、まあつまらないことを言ってないで勉強します。
初のアメリカ年末年始を楽しく過ごせるように(^^



サンタさん、良い子にしてるのでIRとMEのライセンスください…(-。-) ボソッ

2016/11/18

お役所仕事は遅い!

TSA(Transportation Security Administration)
アメリカで飛行訓練する人はコイツに悩まされます。僕もその一人。

こっちで訓練するにはTSAに訓練申請をして、許可してもらわないと飛べません。
しかも、それぞれの訓練毎に必要なので1回やればOKというものでなく、
自家用が終わったら、計器の訓練申請が別途いるわけです。


そんな厄介な申請。 当然、お役所仕事で遅い。
1ヶ月待たされることもざら。

僕自身、自家用の試験前には計器の申請を出していたのに1ヶ月以上待たされて
ようやく今日発行されました。


自家用取ってから2週間。謎のバカンス(^^;;

この間にもPIC飛行時間貯めたり、筆記試験受けたり、と色々やってたんですが
終わりの見えないバカンスにはこりごりです。

ジョン・トラボルタの自家用空港(Jumbolair) 拝見!笑

明日から計器の訓練。同乗で40時間ぐらい飛びます。
しかも、ずーーーとフード着けて計器とにらめっこ・・・


一先ず年内に計器証明とって良い年末年始にしたいと思います。


アメリカでライセンス取りたい方は、ぜひ早め早めの申請を!

承認後180日以内に訓練開始、1年以内にライセンス取得(1年以上かかると再申請)
ということで、かなり期限は長いので出発前に全部終わらせるのがオススメです。

2016/11/03

FAA Private Pilot - Check ride

忘れないうちに試験の概要だけまとめ。
アメリカでライセンスとかいらんわ!という方はごめんなさい。


Check rideの構成は大きく4パート。
1)書類審査とIACRA申請
   StudentPilotCertificate、Medical、ID(Passport)、Logbook...
   一通り確認されてからIACRAの試験申請書にサイン。
2)口述試験
   1時間ちょっと。試験官とおしゃべり。
3)飛行試験
   1時間半。(試験官の説明だと最長でも2時間らしい)
4)テンポラリーライセンス発行


とココまで読み進めていただいた皆さんは、
こんなざっくり説明では物足りないと思うので以下に詳細をつらつらと。


【書類審査とIACRA申請】
このパートは審査外ということで、試験官と仲良くなる時間という感じです。
コーヒー飲みながら、書類確認+パソコンにせっせと入力しているのを眺め、、
「君はどこの出身?」 「日本!東京!いいね〜」
といった感じでたわいもない話をしつつ和やかな雰囲気を作ってくれます。

ということで、試験官パートなので以下略。


【口述試験】
基本的にはACS(Airman Certification Standards)に沿って行なわれます。
ネットでも見られますが、製本されたものが$10ぐらいで手に入るので、
試験を受ける時は最新の本を持っていた方がいいと思います。

本を持っていると自分の本を見ながらできるので、ニュアンスの違いなど
ネイティブでないとしっくりこない部分は補足を書き込んでてもOKです。
というか、むしろ書き込んであると良く勉強してるね〜英語だと大変でしょ?
など試験官がフォローしてくれさえします。

以下、試験で特にピックアップされた項目を挙げておきます。
答えは自分で探してみてください。

〔Pilot Qualification〕
・お客さんを乗せて飛ぶのに必要な書類と経歴。
・ProficiencyとCurrencyの違い。
・Alcoholの規定。

〔Airworthiness Requirements〕
・航空機に備付ける書類。
・Special Flight Permitとは。

〔Cross-Country Flight Planning〕〔Weather Information〕〔National Airspace〕
・XCのNavigation Logチェック。
・Navigation Logと併せて天気の説明。
 天気情報(Prognostic、FA、W&T Aloft、METAR/TAF...)
 +それぞれのソースの見方を聞かれる。
・VFR Sectional Chartを見ながらルートの説明。
・続けて空域の説明。 ここだと何空域?というクイズ形式。
・Special Use Airspaceについて。
・TFRについて。

〔Operation of Systems〕
・Primary flight controlとは。
・Alternatorが壊れた時の対処法について。

〔Human Factors〕
・I'm safeチェックリストについて。
・Collision Avoidanceについて。

〔Night Operations〕
・Taxiway、Runwayそれぞれのライティングについて。

〔Performance and Limitations〕
・気象情報と空港情報を与えられ、
 離陸と着陸それぞれのGround RollとTotal Clear of 50ft obsを求める。
・着陸形態における60度バンクの失速速度を求める。


【飛行試験】
飛行試験の内容は、口述試験のあとに地上で知らされます。
この説明の後、休憩+最新の天気をチェックしてフライトという運びです。

以下、自分の試験科目を並べてます。参考までに。
 1)Safety Briefing
 2)Engine start & run-up
 3)Taxiing
 4)Takeoff Briefing ←やんなくていいよ〜で終わり。
 5)Short Field Takeoff
 6)Cross country
   2地点目で、空港指定されてDiversion
 7)距離、所要時間、到着予定時刻、必要燃料の算出
   
   ここで一区切り。

 8)課題科目
   ・Pre Maneuver Check
   ・Slow flight(Landing configuration)
   ・Power-off stall(Landing configuration/スローフライトから直接移行)
   ・Power-on stall(Departure configuration)
   ・Steep turn

 9)視界を遮るメガネ(Foggles)を付けて模擬計器飛行
   ・簡単な機体姿勢変更&維持
   ・異常姿勢からの回復

10)緊急処置(Engine power loss)
   指定したランディングポイントへのエントリーまで。対地800ftぐらいまで。
11)Go-around

12)VORトラッキング

13)ホーム空港に戻って離着陸科目(Traffic patternにて)
   ・Short Field Landing → Normal Takeoff
   ・Soft Field Landing → Soft Field Takeoff
   ・Normal Landing
   ※僕の場合は、Trafficが忙しかったのもあって、
    全部Touch & Goで審査してもらえましたが、
    "Option" "Full stop & taxi back"を選択するのが通常のようです。
    こればっかりは試験官の配慮によりますが・・・

14)Security check & Engine shutoff


ここで、ざっくり講評。
合格だと、スクールの中でベル鳴らす準備して待ってるよ!ってなります。
(合格でベルを鳴らすのってアメリカの文化?それとも僕のスクールだけ?)


【テンポラリーライセンス発行】
これがアメリカFAAのすばらしいところ!!
試験に合格すると即日発行でTemporary Certificateと言う仮免許をくれます。
なので、合格すればすぐに自家用として飛べます。

自国を悪く言いたくはありませんが、
ライセンスが発行されましたら封書が届きまして税金を云々.....
なんていうややこしい手続きはいりません。

ここは本当にJCABさんに見習ってほしいものです。


ということで、以上がFAAのPPL CRの流れです。
これからFAAでライセンスを取ろうという人の参考になれば幸いです。

自家用操縦士!!

予定より1週間早く自家用操縦士になりました!
初めてのFAAライセンス。初めての飛行機。ちょうど2ヶ月で手にしました!

C152 - N93831

予定では11月7日だったのですが、昨日の朝にスクールから電話が来て、

「一昨日の自家用コース最終試験の成績が良かったから、
試験日早めて明日に設定してあげたわよ〜今日の午前中に書類書きに来てね〜」

という謎のモーニングコールで目を覚ましてから24時間後の今朝8時に
本当に試験が始まり・・・オーラル1時間。フライト1時間半。。

気付いたらライセンスを手にしていました(^^ )



なかなか思うように説明できなかったり、フライトで凡ミスしたり、、
と自己採点ではギリギリ合格でしたが何はともあれ良かったです。

ご講評はグランドも、フライトも良くできていて久しぶりの高得点だったと
試験官べた褒めで終えられて良かったですが、これに甘んじずに精進します。



I passed my PPL check ride on 2nd Nov. 2016 successfully!

Big thanks to all of Florida Flyers Instructors and staffs,
especially "Super" CFI Defrawy!!

As of tomorrow, I will make my best effort for Instrument Rating :)
Because A Good Pilot Is Always Learning!