とても良いパイロットの姿勢を問うケースだったのでブログにしてみました。
航空関係に従事されている方には当たり前といった事だと思いますが、
特にこれから空を志す人には読んでもらいたいなと思います。
僕のルームメイト(Jさん)、自国の自家用を持っていてアメリカには
計器証明、事業用を取りに来て、ゆくゆくはプロを目指している方。
ある日、チャートの勉強をしていた僕に・・・
J「問題〜この意味は?」
僕「あ〜知らないな〜」
J「これぐらい知ってないと〜」
僕「答えは?」
J「答えは〇〇って意味だよ!」
僕「それってどこに書いてあるの?」
J「Googleで調べたら出てくるよ! あとJeppesenにも載ってたと思うよ!」
僕「Jeppesenは補足刊行物だし、Googleって根拠でも何でもないでしょ?!」
J「いやGoogleで調べればわかるよ!信用してないの?」
僕「そういう意味じゃなくてね・・・」
というやりとり。
結局、自分で調べたらAC (Advisory Circular)にちゃんと根拠あったのですが。
JeppesenやASAなどの刊行物はとても良くまとめられていて勉強する時には、
便利なのですが、あくまでも公式な発行物でないので根拠にはなりません。
例え国のお墨付きをもらっているものでも、更にその根拠になるものがある訳です。
無論、Googleが根拠なんて論外です。
自家用で、個人の趣味として楽しむならまだ許せる話ですが(本心はNGですが)
プロを目指そうという人の第一声がGoogleと聞いて呆れてしまいました。
皆さん、根拠ある知識で安全な空を楽しみましょう!