2013/03/11

FAI 国際滑空記章 銀賞トライ

今夜はFAIの国際滑空記章、銀賞獲得に向けたフライトプランの
作成をしています。

銀賞とは、滞空時間5時間、獲得高度1000m、飛行距離50kmの3つを
達成する事で獲得できる国際的なグライダーパイロットの称号の1つです。
この3つは、それぞれの科目を個々に達成すれば良いとなっており、
滞空時間、獲得高度は、それぞれ6時間31分、1020mでパスしています。
ということで、残すは飛行距離50kmを達成すれば銀賞獲得となる訳です。

今回のフライトプランは妻沼滑空場をベースに、群馬県の桐生昭和橋と
千葉県の関宿橋を結んだ50kmと設定しています。
この距離飛行は直線で50km飛べば良いので、単に滑空場をつないで50kmを
設定しても良いのですが、あえて難しいアウト&リターンの三角形コースに
挑戦します。

搭乗機はLS8-18、挑戦期間は2月20日〜24日の5日間に設定しています。

こうした距離飛行で重要になるのは、もしもの時のアウトランディング場
の選定にあります。日本のように家屋が密集する地域をフライトする上で
非常に重要です。海外ではいくらでも牧草地が広がっていて着陸し放題
ですが、日本ではそうも簡単に着陸できませんからね。

ところで5SWというのをご存知でしょうか。
これはアウトランディングする際にチェックするポイントをまとめたもので、
Size(広さ)、Slope(傾斜)、Surface(路面状態)、
Surrounding(周辺)、Stock(囲い)、Wind(風)
の頭文字を取ったものです。通常アウトランディング決断したら上記の順に
適当な場所を選定していきます。

もちろんアウトランディングしないに越した事はないですが、もしもの時に
安全に地に戻れる技量も大切です。